10.1. アドオンサービスの管理¶
計算クラスターには次の追加サービスをデプロイできます。
Kubernetesサービスを利用すると、あらかじめ統合された永続ストレージを備えるスケーラブルかつ本番環境対応のKubernetesクラスターをデプロイ可能です。詳細については、Kubernetesクラスターの管理を参照してください。
重要
Kubernetesクラスターを配置して動作させるには、次のサービスにアクセスできるようにします。
- ---すべての管理ノードおよび **[VMパブリック] **トラフィックタイプを使用するパブリックネットワークからのetcd検出サービス(https://discovery.etcd.io)。
- ---[VMパブリック] トラフィックタイプを使用するパブリックネットワークからのパブリックDocker Hubリポジトリ(https://registry-1.docker.io)。
- ---[VMパブリック] トラフィックタイプを使用するパブリックネットワークからの計算API。
- ---すべての管理ノードからのKubernetes API(KubernetesロードバランサのパブリックIPアドレスまたはフローティングIPアドレス。もしくは、ポート6443のマスターVM)。
[計算API] のトラフィックタイプが [VMパブリック] のトラフィックタイプを使用するネットワークから直接アクセスできないプライベートネットワークに追加されている一方で、パブリックネットワークにNAT経由で公開されていてFQDNで外部からアクセスできる場合は、計算APIのFQDNを設定する必要があります(Setting a DNS name for the compute APIを参照)。
注釈
Kubernetesをインストールすると、ロードバランササービスも自動的にインストールされます。
ロードバランササービスにより、ワークロードのスケーリングが可能になり、アプリケーションの可用性とセキュリティが向上します。ロードバランサの管理方法については、ロードバランサの管理を参照してください。
課金測定サービスでは、プロジェクトでエンドユーザーが消費する各種リソースの使用状況に関するメトリクスを収集、保存、確認できます。詳細については、Using metering for compute resourcesを参照してください。
注釈
測定サービスでは、測定サービスが有効になった後に作成された計算オブジェクトのみが考慮されます。
[設定] > [アドオンサービス] 画面で、デプロイするサービスの [インストール] をクリックします。一度に1つのサービスをインストールできます。
注釈
ロードバランササービスは、依存関係としてKubernetesサービスと一緒にインストールされます。

現在のバージョンのAcronis Cyber Infrastructureでは、インストールしたサービスを削除することはできません。