10.7. セルフサービスパネルの設定¶
セルフサービスパネルはWebベースの制御パネルで、エンドユーザーは仮想マシン、ボリューム、仮想ネットワークなどの仮想オブジェクトを分離された管理環境で管理できます。
10.7.1. セルフサービスポータルへのアクセス提供¶
注釈
デフォルトのシステム管理者はセルフサービスポータルにログインできません。
セルフサービスパネルにアクセスし、仮想オブジェクトを管理できるようにするには、以下の手順を実行します。
- 計算クラスターの作成の説明に従って計算クラスターを作成します。
- ドメイン、ユーザー、およびプロジェクトの管理の説明に従って新しいドメイン、プロジェクト、およびユーザーアカウントを作成します。
- すべてのプロジェクト間で必要な計算イメージを共有するか、ドメイン管理者とプロジェクトメンバーにイメージをアップロードする許可を付与します。
- 計算クラスターに仮想パブリックネットワークが少なくとも1つあることを確認します。
- 次の手順を実行して、管理ノードのTCPポート8800を開きます。
- [インフラストラクチャ] > [ネットワーク] 画面で [編集] をクリックします。
- 該当するチェックボックスをオンにして、[セルフサービスパネル] トラフィックタイプをパブリックネットワークに追加します。
- [保存] をクリックして、変更を適用します。
http://<admin_panel_IP_address>:8800でセルフサービスパネルにアクセスできるようになりました。ドメイン名とユーザーの資格情報を使用してログインします。管理ノードの高可用性が有効になっている場合、管理者パネルの仮想アドレスを使用してセルフサービスパネル(http://<admin_panel_virtual_IP_address>:8800)にログインします。[設定] > [セルフサービス] 画面の [セルフサービスパネルのURL] フィールドにあるリンクを使用することもできます。

セルフサービスパネルの仮想IPアドレスを変更するには、以下の手順を実行します。
管理ノードの高可用性が有効になっていることを確認します(管理ノードの高可用性の有効化を参照)。
[設定] > [セルフサービス] 画面で [セルフサービスパネルのIPアドレス] フィールドの横にある鉛筆のアイコンをクリックします。
[仮想IPアドレスを編集] ウィンドウで、目的のIPアドレスを入力して [保存] をクリックします。
注釈
セルフサービスパネルトラフィックタイプが計算APIまたは内部管理と同じネットワークに割り当てられている場合、仮想IPアドレスを変更することはできません。この場合、管理ノードのHAを破棄した後で、目的のIPアドレスを指定して再度作成する必要があります。
10.7.2. セルフサービスパネルのカスタマイズ¶
[設定] > [セルフサービス] 画面で、セルフサービスパネルの外観を次のように設定できます。以下の手順を実行します。
- [製品タイトル] セクションで鉛筆アイコンをクリックして、セルフサービスのWebブラウザタブに表示される製品タイトルを変更します。表示されたウィンドウで、製品タイトルを指定して [保存] をクリックします。
- [ロゴ] セクションで、同じロゴの2つのバージョン(左寄せおよび中央寄せ)をアップロードする必要があります。[ヘッダー] の下で、[アップロード] または表示されたイメージをクリックし、ロゴの左寄せバージョンを参照します。このイメージは、パネルのヘッダーとして使用されます。次に [ログイン画面] 下で、[アップロード] または表示されたイメージをクリックし、ロゴの中央寄せバージョンを参照します。このイメージは、ログイン画面で使用されます。イメージは256 x 64ピクセルの範囲内にする必要があり、サイズの上限は2MBです。PNG、JPG、またはSVGのイメージフォーマットがサポートされます。PNGでは透明な背景が推奨されます。
- [ファビコン] セクションで、アップロードアイコンをクリックしてセルフサービスパネルのファビコンをアップロードし、PNGまたはICO形式のイメージファイルを選択します。イメージは32 x 32ピクセルの範囲内にする必要があり、サイズの上限は1MBです。
- [配色の選択] セクションで [配色の変更] をクリックし、セルフサービスパネルの配色を選択します。表示されたウィンドウで、目的の配色を選択して [適用] をクリックします。
選択した製品タイトル、ロゴ、ファビコンをセルフサービスから削除し、テーマをデフォルトにリセットするには、[デフォルトにリセット] をクリックします。
