5.7. SSHキーの管理

SSHキーを使用すると、仮想マシンへのSSHアクセスを保護できます。SSHでVMに接続するクライアントでキーペアを生成できます。秘密キーはクライアントに保管され、他のノードにコピーできるようになります。公開鍵は、Acronis Cyber InfrastructureにアップロードしてVMの作成時に指定する必要があります。cloud-initによってVMに追加され、OpenSSH認証で使用されるようになります。キーの追加は、LinuxとWindowsの両方の仮想マシンでサポートされています。

注釈

SSHキーの指定は、ISOイメージではなくテンプレートまたはブートボリュームからVMをデプロイする場合に限られます。

SSHキーの機能を使用する前に、以下の要件を満たしていることを確認してください。

  • cloud-initユーティリティがVMのテンプレートかブートボリュームにインストールされています。
  • OpenSSH ServerがWindowsのテンプレートかブートボリュームにインストールされています。

テンプレートやブートボリュームを準備する方法については、テンプレートの準備を参照してください。

公開鍵を追加するには、以下の手順を実行します。

  1. ssh-keygenユーティリティを使用して、クライアントでSSHキーペアを生成します。

    # ssh-keygen -t rsa
    
  2. Compute > Virtual machines > SSH keys tabで [キーの追加] をクリックします。

  3. [SSHキーを追加] ウィンドウで、キーの名前を指定し、/root/.ssh/id_rsa.pub にある生成済みの公開鍵からキーの値をコピーします。キーの説明を追加することもできます。

    ../_images/compute_ssh_keys1_ac.png

1つ以上のキーを削除するには、対象のキーを選択して [削除] をクリックします。

注釈

キーが1つ以上のVMに追加されている場合は、管理者パネルから削除しても該当のVMに残ります。