4.7. フローティングIPアドレスの管理¶
仮想ネットワークに接続した仮想マシンには、インターネットなどのパブリックネットワークからフローティングIPアドレスを使用してアクセスできます。そのようなアドレスは、物理ネットワークから選択されて、VMのプライベートIPアドレスにマッピングされます。VMのネットワークインターフェースでは、フローティングIPアドレスとプライベートIPアドレスの両方が同時に使用されます。プライベートIPアドレスは、仮想ネットワーク上の他のVMとの通信に使用されます。フローティングIPアドレスは、パブリックネットワークからVMへのアクセスに使用されます。VMゲストオペレーティングシステムは、割り当てられたフローティングIPアドレスを認識しません。
以下の前提条件があります。
- VMが固定プライベートIP アドレスを持っていることが必要です。
- 仮想ルーターによって、フローティングIPアドレスの選択元の物理ネットワークとVMの仮想ネットワークを接続する必要があります。
フローティングIPアドレスを作成してVMに割り当てるには、以下の手順を実行します。
Floating IPs screenで [フローティングIPを追加] をクリックします。
[フローティングIPアドレスを追加] で、フローティングIPアドレスの選択元の物理ネットワークと、固定プライベートIPアドレスを有するVMネットワークインターフェースを選択します。
[追加] をクリックします。
フローティングIPアドレスの割り当て先を別の仮想マシンに変更することも可能です。以下の手順を実行します。
- フローティングIPアドレスの横にある省略記号のアイコンをクリックして [割り当て解除する] をクリックします。
- [割り当て先] 列からそのVMの名前が消えたら、省略記号のアイコンを再びクリックし、[割り当て] を選択します。
- [フローティングIPアドレスを割り当て] ウィンドウで、固定プライベートIPアドレスのVMネットワークインターフェースを選択します。
- [割り当て] をクリックします。
フローティングIPアドレスを削除するには、上記の方法でVMからそのアドレスの割り当てを解除してから、省略記号のアイコンを再びクリックして [削除] を選択します。
2020年10月21日