6. Backup Gatewayを経由したAcronis Cyber Backup Cloudソフトウェアとストレージバックエンドの接続

Acronis Cyber Infrastructureは、Acronis Cyber BackupとAcronis Cyber Backup Cloudの両方に統合されています。Backup Gateway機能により、ストレージバックエンドをAcronis Cyber Cloudに接続します。

Backup Gatewayは、Acronis Cyber Backup CloudやAcronis Cyber Backup Advancedを利用しているサービスプロバイダー、またクライアントのバックアップデータ用にオンプレミスストレージの編成を検討中のサービスプロバイダーを対象としています。Acronis Backupプロトコルは、ローカルネットワークと長距離ネットワークの両方に合わせて最適化されています。そのため、支店のバックアップシナリオに使用できます。

さらに、Google Cloud、Microsoft Azure、Amazon S3といったクラウドサービスにバックアップを保存できます。このような場合、ストレージはパブリックまたはプライベートクラウドへのプロキシとして使用されます。Acronis Cyber Infrastructureでは、Amazon S3、Microsoft Azure、Google Cloud、およびAlibaba Cloudといった多くのパブリッククラウドをサポートしています。また、プライベートクラウドでのオブジェクトストレージもサポートするため、対応するパブリッククラウドやプライベートクラウドでカスタマーデータを保存したり管理したりできます。

Backup Gatewayでは、NFSプロトコル経由で、NASにバックアップを保存することもできます。この場合、カスタマーのデータは、対応するNASで保存、管理を行います。

このセクションでは、Acronis Cyber InfrastructureでBackup Gatewayを設定した後、Acronis Cyber Cloudで新規カスタマーを作成し、Acronis Cyber Backup Cloudでバックアップ用ストレージの設定を行う方法を説明します。これらに対応する手順は、Acronis Cyber Backupでも同様です。

注釈

ここでは、Acronis Cyber Cloud用パートナーアカウントが作成済みで、そのアカウントに必要な資格情報すべてがそろっていることを前提としています。認証情報に不足がある場合は、製品ページからリクエストを送信してください。

この章では、以下の内容を取り上げます。