6.1. Backup Gatewayの構成¶
Backup Gatewayを構成する前に、DNS構成がハードウェア要件で概説されている要件を満たしていることを確認してください。またポート44445は、ABGWパブリックロールのネットワークインターフェースのインバウンド/アウトバウンド接続用に開けておく必要があります(これは、この評価シナリオでのパブリックネットワークです)。
Acronis Cyber Infrastructure管理者パネルを使用して、カスタマーのバックアップを保存したり管理したりするための新しいストレージを設定します。これを行うには、Acronis Cyber Infrastructureにログインし、[ストレージサービス] から [バックアップストレージ] に移動します。
ここで、バックアップ先として使用できるストレージクラスター内のノードをすべて確認できます。目的のノードを選択した上で、[ゲートウェイの作成] をクリックします。右側のペインで、[このクラスター] をクリックします。この評価シナリオでは、カスタマーのデータは、ストレージクラスターノードに格納され、ここから管理を行います。
カスタマーのバックアップで適用する適切なデータの冗長性スキームを選択します。
選択したクラスターに関連付けて、Acronis Cyber Backup Cloud内でそのクラスターを登録するのに使用するFQDN(
backup.example.com
など)を指定します。詳細については、ハードウェア要件を参照してください。新しいFQDNは選択したクラスター中の各ノードのIPアドレスに関連付けられています。バックアップエージェントにより、バックアップ操作用の特定のノードが自動的に選択されます。ノードの可用性や負荷など、いくつかの要因により、選択されるノードが決まります。[次へ] をクリックします。
お使いのAcronis Cyber Backup CloudインスタンスのURLを指定します。デフォルト設定では、
https://cloud.acronis.com
となっています。Acronis Cyber Backupを利用している場合はこの段階で、対応するマシンのIPアドレスを使用して、バックアップ管理コンソールにアクセスする必要があります。評価シナリオには、Acronis Cyber Cloud管理者アカウントのログインとパスワードを入力します。[次へ] をクリックします。公開前に、ローカルでDNS設定をテストすることをお勧めします。テストを行うには、Backup Gatewayへのアクセスに使用するマシンの
/etc/hosts
ファイルにFQDNを追加します。例:192.168.1.10 backup.example.com
配置が直ちに開始されます。配置が終了するとすぐに、[概要]、[ノード]、および [ジオレプリケーション] の3つのタブが表示されます。たとえば [概要] タブでは、登録済みのゲートウェイとそのパフォーマンスに関する情報を確認できます。
注釈
現在のストレージにパブリックIPアドレスとFQDNがない場合、Acronis Cyber CloudのWeb復元ツールが正常に動作しませんのでご注意ください。