7. ストレージクラスターの監視

Acronis Cyber Infrastructureでは、組み込みの監視ツールを利用できます。たとえば統合済みのPrometheusエンジンと構成済みのGrafanaダッシュボードでは、サービスの状態、可用性、パフォーマンス、ならびにネットワークの帯域幅、移行/レプリケーションのバックログ、メモリ、CPUの使用率を監視することができます。100%互換のOpenStack APIを介したサードパーティシステムとの統合が可能です。システムの稼働状態や安定性を確認したり、エンドユーザーやサードパーティ製システムに影響がおよぶ前に、問題のトラブルシューティングを行ったりすることができます。

  1. ストレージクラスターを監視するには、[監視] > [ダッシュボード] 画面に移動します。この画面からは、選択したストレージクラスターについて、直近の30分、1時間、6時間、12時間、7日間の情報全般を取得できます。表示される情報は、読み取りと書き込みの動作、チャンクサービスの正常性、物理スペースと論理スペースの使用状況などです。詳細については、Monitoring the storage clusterを参照してください。
  2. 高度な監視を実行するには、[監視] > [ダッシュボード] 画面に進み、[Grafanaダッシュボード] をクリックします。別のブラウザタブに、ストレージクラスター、ハードウェアノード、エクスポートなどの事前構成済みのGrafanaダッシュボードが表示されます。ダッシュボードのうち2つは、Backup Gateway専用となっています。各チャートの詳細な説明については、Monitoring Backup Gatewayを参照してください。
  3. Backup Gatewayは、[ストレージサービス] > [バックアップストレージ] 画面でも監視できます。この画面では、配置したバックアップストレージクラスターとそのパフォーマンスに関する情報を確認できます。また、選択したBackup Gatewayのジオレプリケーションに関する情報と、Acronis Cyber Infrastructureのレガシーバージョンから移行したデータを取得できます。また、Amazon S3、Microsoft Azure、Google Cloud、Alibaba Cloudなどのパブリッククラウドでのストレージ使用量に関する情報も取得できます。