3.1. Acronis Cyber Infrastructureのインストール

ディストリビューションISOイメージを入手する場合は、製品ページにアクセスし、試用版を申請できます。

ISOは、Acronis Cyber Cloudからもダウンロードいただけます。これには、管理ポータルに移動し、左側のメニューで、[設定] > [ロケーション] を選択します。[バックアップストレージを追加] をクリックし、開いたウィンドウで、[ISOをダウンロード] ボタンをクリックします。ディストリビューションイメージを入手後、Acronis Cyber Infrastructureのインストールに進みます。

  1. ディストリビューションISOイメージを使用してブータブルメディアを準備します。IPMI仮想ドライブにマウントし、ブータブルUSBドライブを作成するか、PXEサーバーをセットアップします。選択したメディアからサーバーを起動します。
  2. [ようこそ] 画面で、Acronis Cyber Infrastructure[インストール] を選択します。次に、エンドユーザーライセンス契約をお読みの上、ご同意ください。
  3. NICの静的IPアドレスを設定し、ホスト名を指定します。動的IPは、ノードへのアクセスに問題を起こす原因となる可能性があるため、ここでは推奨されません。ネットワーク設定が正しいことを確認します。この段階で、静的IPにpingを実行して、ネットワークが正常に機能しているかを確認できます。続いて、タイムゾーンを選択します。
  4. インストールするノードのタイプ(管理またはセカンダリ)を指定します。
    • ノードを初めて配置する場合は、内部管理用のプライベートネットワークインターフェース(この例ではeth0)と、管理者パネル用のパブリックインターフェース(この例ではeth1)を選択します。このノードが管理ノードになります。管理者パネルのパスワードも作成します。
    • セカンダリノードを配置する場合は、管理ノードのIPアドレスとトークンを指定します。ストレージクラスターの作成の説明を参考に管理者パネルを開きます。[インフラストラクチャ] > [ノード] 画面で、[ノードを接続] をクリックして、管理ノードのIPアドレスとトークンを表示します。
  5. オペレーティングシステムのディスクを選択します。続いてルートアカウントのパスワードを入力し、確認のためもう一度入力し、[インストールを開始] をクリックします。
  6. インストールが完了すると、ノードが自動的に再起動します。管理ノードの場合は、起動時のプロンプト画面に管理者パネルのIPアドレスが表示されます。ポート8888で管理者パネルにログインします。以前に作成した「admin」ユーザー名と管理者パネルのパスワードを使用します。セカンダリノードの場合は、[インフラストラクチャ] > [ノード] 画面の管理者パネルに表示されます。ステータスが割り当て解除済みになります。
  7. 作成したノードの詳細情報を取得するには、[インフラストラクチャ] > [ノード] 画面に移動し、ノード名をクリックします。[ディスク>] タブに移動してノードディスクを構成または表示します。または [ネットワーク] タブに移動してノードのネットワークインターフェースを構成します。