3.6. リモートiSCSIデバイスのストレージクラスターノードへの接続¶
Acronis Cyber Infrastructureでは、リモートiSCSIデバイスをノードに接続し、そのLUNをストレージディスクと見なすことができます。iSCSIデバイスはいつでもノードに接続できます。
次の点に注意してください。
- iSCSI ターゲットは、同期書き込みが有効な場合のみ、ストレージで使用できます。
- リモートiSCSIデバイスはiSCSIターゲットグループに属するホストには接続できません。
- 使用できるIQNは、ノードごとに1つだけです。他のクラスターノードを使用すると、複数のiSCSIターゲットが接続できます。
リモートiSCSIデバイスをノードに接続するには、以下の手順を実行します。
[インフラストラクチャ] > [ノード] 画面で、必要なノード名をクリックします。[ディスク] タブで [iSCSIターゲット] をクリックします。
[リモートiSCSIターゲット] ウィンドウで、以下の手順を実行します。
- ターゲットのIQNを指定します。
- [ポータル] フィールドと [ポート] フィールドでターゲットのIPアドレスとポート(オプション)を指定し、チェックマークをクリックします。
- ターゲットに複数のパスがある場合、[ポータルを追加] をクリックして前の手順と同様に構成します。
- (オプション)ターゲットのCHAP認証を有効にするには、[CHAP認証] を選択し、資格情報を指定します。
- [接続] をクリックします。
ターゲットが接続され、そのすべてのLUNが開始されます。iSCSIタイプのデバイスはノードの [ディスク] リストに表示されます。
注釈
接続済みのターゲットに別のLUNを追加する場合、ホストのコンソールでiscsiadm -m node -R
を実行して、LUNを再スキャンします。
iSCSIターゲットを削除するには、[iSCSIターゲット]、[接続を削除]、[削除] の順にクリックします。
3.6.1. ディスクロールのリモートiSCSIデバイスへの割り当て¶
iSCSIデバイスをノードに接続する前にそのノードがすでにクラスターに配置されていた場合、ディスクロールをそのすべてのLUNに割り当てます。これを行うための手順は、次のとおりです。
- iSCSIタイプのディスクを選択し、[割り当て] をクリックします。
- [ロールを選択] ウィンドウで、[ストレージ] を選択し、[完了] をクリックします。
- iSCSIタイプのすべてのディスクについて上記の手順を繰り返します。
メタデータまたはキャッシュロールをこのようなディスクに割り当てることもできますが、SANによって冗長性が提供される単一ノードのBackup Gatewayインストール環境にのみ割り当てることをお勧めします。ディスクロールの詳細については、ディスクロールの手動割り当てを参照してください。
2020年10月21日