7.2. Acronis Storage Gateway 1.6と1.7からのバックアップの移行(NFS)

  1. ファイアウォールを無効にするか、ソースのAcronis Storage GatewayでTCPポート44446を明示的に開きます。

    • ファイアウォールを無効にするには、以下の手順を実行します。

      # systemctl stop firewalld
      
    • ファイアウォールでTCPポート44446を開くには、以下の手順を実行します。

      1. ポート44445が開いているゾーンを見付けます。

        # firewall-cmd --list-all-zones | grep active
        mix_eth0 (active)
        
      2. 必要なポートを同じゾーンに追加します。

        # firewall-cmd --zone=mix_eth0 --permanent --add-port=44446/tcp
        # firewall-cmd --reload
        
  2. Backup Gatewayノードの管理者パネルで、[ストレージサービス] > [バックアップストレージ] > [ノード] に進み、ゲートウェイサービスを実行するノードを選択してから、[移行] をクリックします。

  3. ソースストレージのバージョンを選択してから、[次へ] をクリックします。

  4. ソースストレージの接続の詳細情報を指定してから、[次へ] をクリックします。

    ../_images/backup_migrating5.png
  5. ソースストレージが登録されているAcronis Cyber Backup Cloudインストール環境のクラウド管理ポータルの資格情報を指定してから、[次へ] をクリックします。

  6. ソースストレージがIPアドレスでAcronis Cyber Backup Cloudに登録されている場合は、DNS構成画面が表示されます。その画面で [DNSで再登録] をクリックし、ソースストレージのFQDNを指定します(推奨、上記を参照)。引き続きIPアドレスを使用したい場合は、[IPで続行します] をクリックします。

    FQDNを指定した場合は、表示されるサンプルに従ってDNSサーバーを設定してください。

    重要

    Backup Gatewayクラスター内のノードのネットワーク構成を変更するたびに、その変更に合わせてDNSレコードを調整してください。

  7. ゲートウェイを作成するストレージのタイプとして、以下のいずれかのターゲットを選択します。

    • ローカルストレージクラスター
    • 外部NFS
    • パブリッククラウド
  8. ドロップダウンリストで正しいネットワークインターフェースが選択されていることを確認します。[次へ] をクリックします。

    必要に応じて、歯車のアイコンをクリックし、[ネットワークを構成] 画面でノードのネットワークインターフェースを設定します。

  9. ターゲットストレージバックエンドを設定します。

    • ストレージクラスターの場合は、対象のティア、障害ドメイン、冗長性モードを選択します。

    • NFSの場合は、ホスト名またはIPアドレスを指定し、エクスポートの名前とパスを指定し、NFSのバージョンを選択します。

      ../_images/backup_volume_params2_ac.png
    • パブリッククラウドの場合は、パブリッククラウドプロバイダーを選択し、資格情報を指定し、フォルダ(バケット、コンテナ)の名前を指定します。

      Backup Gatewayクラスターごとに別々のオブジェクトコンテナを使用してください。

      [次へ] をクリックします。

      ../_images/backup_migrating3.png
  10. ソースとターゲットのストレージを確認してから、[Start migration] をクリックします。

データのサイズによっては、移行に数日かかることもあります。