2. Acronis Cyber Infrastructureのインストール

Acronis Cyber Infrastructureをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. 配布用ISOイメージを使用してブータブルメディアを準備します(IPMI仮想ドライブにマウントし、ブータブルUSBドライブを作成するか、PXEサーバーをセットアップします)。

  2. 選択したメディアからサーバーを起動します。

  3. [ようこそ] 画面でAcronis Cyber Infrastructure[インストール] を選択します。

  4. 手順1で、エンドユーザーライセンス契約をしっかり読みます。[エンドユーザーライセンス契約に同意します] のチェックボックスを選択して同意してから、[次へ] をクリックします。

  5. 手順2で、ネットワークインターフェースの静的IPアドレスを設定し、ホスト名を指定します。ホスト名は、完全修飾ドメイン名(<hostname>.<domainname>)または短縮名(<hostname>)です。

  6. 手順3で、タイムゾーンを選択します。NTPによって日付と時刻が設定されます。同期を完了させるためにインターネット接続が必要です。

  7. 手順4で、インストールするノードのタイプを指定します。まず、1つのプライマリノードをデプロイします。次に、必要な数だけセカンダリノードをデプロイします。

    • プライマリノードのデプロイを選択した場合は、2つのネットワークインターフェースを選択します。1つは内部の管理と設定のため、もう1つは管理者パネルへのアクセスのためです。管理者パネルの特権管理者アカウントのパスワードを作成し、確認のためにもう1度パスワードを入力します。

    • セカンダリノードのデプロイを選択した場合は、管理ノードのIPアドレスとトークンを指定します。どちらも管理者パネルから取得できます。ポート8888で管理者パネルにログインします。パネルのIPアドレスは、プライマリノードをデプロイした後にコンソールに表示されます。デフォルトのユーザー名adminと、特権管理者アカウントのパスワードを入力します。管理者パネルで、[インフラストラクチャ] > [ノード] を開いてから、[ノードを接続] をクリックして、管理ノードのアドレスとトークンが表示される画面を呼び出します。

      トークンがバリデートされるとすぐに、[インフラストラクチャ] > [ノード] 画面に、[割り当て解除済み] のステータスでそのノードが表示されます。ただし、そのノードをストレージクラスターに接続できるのは、インストールの完了後です。

  8. 手順5で、オペレーティングシステムのディスクを選択します。このディスクには補助ロール「システム」が割り当てられます。ただし、管理者パネルでデータストレージ用にセットアップすることもできます。また、システムディスクにソフトウェアRAID1を作成し、高いパフォーマンスと可用性を実現することができます。

  9. 手順6で、ルートアカウントのパスワードを入力し、確認のためにもう1度入力してから、[インストールを開始] をクリックします。

インストールが完了すると、ノードが自動的に再起動します。管理者パネルのIPアドレスが [ようこそ] 画面に表示されます。