1.2. Backup Gatewayをインストールするためのハードウェア要件¶
Acronis Cyber Infrastructureは通常、高可用性とデータ冗長性のビルトイン機能をフルに活用するために、少なくとも5つのノードにインストールします。ただし、Backup Gatewayだけを使用する場合は、1つの仮想ノードまたは物理ノードにごく基本的なインストール環境を配置します。ただしその場合は、データ冗長性を他の手段によって実現することが必要になるかもしれません。そうしないと、ユーザーデータが失われるリスクがあります。以下の方法があります。
- 少なくとも2つの仮想HDDを備えた仮想マシン(VM)を使用します(3つのディスクを推奨)。この場合は、1つのHDDだけがデータストレージ用になります。基盤になる仮想環境ソリューションによってVMの冗長性を確保することが必要な場合もあります。
- 少なくとも2つのディスクを備えた物理サーバーを使用します(3つのディスクを推奨)。ただし、データ冗長性を確保するには、さらに多くのディスクを使用する必要があります。サーバー構成の計画を立てる詳しい方法については、Planning node hardware configurationsを参照してください。
次の表は、Backup Gatewayを使用するノードに対する*最小*ハードウェア要件の一覧です。
種類 | ストレージとBackup Gatewayを使用する管理ノード |
---|---|
CPU | 64ビットx86プロセッサ、AMD-VまたはIntel VTハードウェア仮想環境拡張機能が有効なもの。 4コア* |
RAM | 8GB |
ストレージ | ディスク1基: システム+メタデータ、120GB SATA HDD ディスク1基: ストレージ、SATA HDD、必要に応じたサイズ** |
ネットワーク | ストレージトラフィック用に10GbE その他のトラフィック用に1GbE |
* CPUコアは、物理サーバーに配置する場合はマルチコアプロセッサーの物理コア、VMに配置する場合は仮想コアになります。
** Backup Gatewayを使用してバックアップをクラウドに保存する計画がある場合は、ローカルストレージクラスターにステージング用の論理領域(バックアップをクラウドに送信する前にローカルで保管するための領域)を十分に用意してください。たとえば、毎日バックアップを実行する場合、少なくとも1.5日分のバックアップに十分な領域を確保してください。詳細については、Connecting to public cloud storage via Backup Gatewayを参照してください。
2020年10月21日