2.4. リモートiSCSIデバイスのストレージクラスターノードへの接続

2.4. リモートiSCSIデバイスのストレージクラスターノードへの接続

Acronis Cyber Infrastructureでは、リモートiSCSIデバイスをノードに接続し、そのLUNをストレージディスクと見なすことができます。iSCSIデバイスはいつでもノードに接続できます。

次の点に注意してください。

  1. リモートiSCSIデバイスはiSCSIターゲットグループに属するホストには接続できません。

  2. 使用できるIQNは、ノードごとに1つだけです。他のクラスターノードを使用すると、複数のiSCSIターゲットが接続できます。

リモートiSCSIデバイスをノードに接続するには、以下の手順を実行します。

  1. [インフラストラクチャ] > [ノード] 画面で、ノードを選択し、[ディスク] タブを開き、[iSCSIターゲット] をクリックします。

    ../_images/stor_image1_14_1_ac.png
  2. [リモートiSCSIターゲット] ウィンドウで、以下の手順を実行します。

    1. ターゲットのIQNを指定します。

    2. [ポータル] フィールドと [ポート] フィールドにターゲットのIPアドレスとポート(オプション)を指定し、チェックマークアイコンをクリックします。

    3. (オプション)ターゲットに複数のパスがある場合、[ポータルを追加] をクリックして前の手順と同様に設定します。

    4. (オプション)必要に応じて、[CHAP認証] チェックボックスをオンにし、資格情報を指定します。

    5. [接続] をクリックします。

ターゲットが接続され、そのLUNが開始されます。iSCSIタイプのデバイスはノードの [ディスク] リストに表示されます。

注釈

接続済みのターゲットに別のLUNを追加する場合、ホストのコンソールでiscsiadm -m node -Rを実行して、LUNを再スキャンします。

iSCSIターゲットを削除するには、[iSCSIターゲット][接続を削除][削除] の順にクリックします。

2.4.1. リモートiSCSIデバイスへのディスクロールの割り当て

iSCSIデバイスをノードに接続する前にそのノードがすでにクラスターに配置されていた場合、ディスクロールをそのすべてのLUNに割り当てます。これを行うための手順は、次のとおりです。

  1. iSCSIタイプのディスクを選択し、[割り当て] をクリックします。

  2. [ロールを選択] ウィンドウで、[ストレージ] を選択し、[完了] をクリックします。

  3. iSCSIタイプのすべてのディスクについて上記の手順を繰り返します。

メタデータまたはキャッシュロールをこのようなディスクに割り当てることもできますが、SANによって冗長性が提供される単一ノードのBackup Gatewayインストール環境にのみ割り当てることをお勧めします。ディスクロールの詳細については、ディスクロールの手動割り当てを参照してください。