2.2. CyberDuckを使用したS3ストレージへのアクセス

CyberDuckを使用してAcronis Cyber Infrastructureにアクセスするには、以下の手順を実行します。

  1. CyberDuckで、[接続を開く] をクリックします。

  2. 資格情報を以下のように指定します。

    • S3エンドポイントのFQDN。
    • アクセスキーIDパスワード、オブジェクトストレージユーザーのシークレットアクセスキー。
    ../_images/s3_cyberduck1.png

    デフォルトでは、HTTPSで接続が確立されます。HTTP経由でCyberDuckを使用する場合、特別なS3プロファイルのインストールが必要です。

  3. 接続が確立されると、[ファイル] > [新規フォルダ] でバケットを作成できます。

    ../_images/s3_cyberduck2.png
  4. 新しいバケットの名前を指定してから、[作成] をクリックします。 DNSの命名規則に準拠したバケット名を使用します。バケットの命名の詳細については、S3のバケットとキーの命名ポリシーを参照してください。

CyberDuckに新しいバケットが表示されます。バケットとその内容を管理できます。

2.2.1. S3バケットのバージョン管理

バージョン管理では、同じバケット内にオブジェクトの複数の異なるバージョンを保持できます。バージョン管理を使用して、S3バケットに保存された各オブジェクトのすべてのバージョンの保持、取得、および復元が行えます。ユーザーによる偶発的な操作やアプリケーション障害による影響を、バージョン管理を使って簡単にリカバリすることができます。バケットのバージョン管理の詳細については、Amazonのドキュメントを参照してください。

バケットのバージョン管理はデフォルトではオフになっています。CyberDuckでは、バケットのプロパティで有効化できます。たとえば、次のようになります。

../_images/s3_cyberduck3.png