4. 管理ノードの高可用性の有効化

インフラストラクチャの耐久性や冗長性を高めるために、3つのノードで構成する高可用性環境を作成できます。

管理ノードHAと計算クラスターは緊密に連係しているので、一方のノードを変更すると、たいていはもう一方に影響が及びます。以下の点に注意してください。

  1. HA構成内のすべてのノードが計算クラスターに追加されます。
  2. 単一のノードはHA構成に含まれているため、計算クラスターから削除できません。そのような場合、計算クラスターは完全に破壊されますが、HA構成はそのまま残ります。それとは逆に、HA構成を削除することもできますが、計算クラスターは動作を続行します。

管理ノードと管理者パネルの高可用性を有効にするには、以下の手順を実行します。

  1. 各ノードが管理者パネルトラフィックタイプと内部管理トラフィックタイプのネットワークに接続されていることを確認します。

  2. [設定] > [管理ノード] 画面で、[高可用性を管理] タブを開きます。

    _images/enabling_ha1_ac.png
  3. 3つのノードを選択し、[HAを作成] をクリックします。管理ノードが自動的に選択されます。

  4. [ネットワークを構成] で、各ノードで正しいネットワークインターフェースが選択されていることを確認します。そうでない場合、ノードの歯車アイコンをクリックし、内部管理トラフィックタイプと管理者パネルトラフィックタイプのネットワークをそのネットワークインターフェースに割り当てます。[続行] をクリックします。

    _images/enabling_ha2_ac.png
  5. [ネットワークを構成] で、高可用性の管理者パネル、計算APIエンドポイント、およびインターサービスメッセージの一意の静的IPアドレスを1つ以上指定します。[完了] をクリックします。

    _images/enabling_ha3_ac.png

管理ノードの高可用性が有効になったら、(同じポート8888上で)指定した静的IPアドレスを使用して管理者パネルにログインできます。