2.4. 仮想マシン構成の計画

Acronis Cyber Infrastructureはベアメタルで最も適切に動作しますが、仮想マシン内でも実行できます。ただし、仮想マシンで利用できるのはストレージサービスのみで、計算クラスターは作成できません。

2.4.1. VMware vSphereでの実行

VMware vSphereでAcronis Cyber Infrastructureを実行できるようにするには、次の要件を満たす必要があります。

  • VMware vSphereバージョン:6.7以降

  • VM バージョン:14以降

  • ホストに十分なメモリがある必要があります。Backup Gatewayを実行する1基のストレージディスクが付属しているノードには、最低8GBのRAMが必要です。

  • vSphereデータストアに十分な空き記憶域スペースがある必要があります。各仮想マシンが少なくとも425 GBの領域を使用します(200 GBのストレージディスクが2つと、25 GBのシステムディスクが1つ)。Acronis Cyber Infrastructureのテンプレートも約35 GBの領域を使用します。1基の仮想ディスクの推奨最大容量は16TBです。

    重要

    仮想ディスクの容量を前もって計画し、想定されるデータの増加のために十分な領域を確保しておいてください。新しいディスクを後から追加することはできますが、ディスクのサイズを変更することはできません。