2.3. Mountain Duckを使用したS3ストレージのマウント

Mountain Duckによって、Acronis Cyber InfrastructureS3ストレージを通常のディスクドライブのようにマウントし、アクセスすることが可能になります。以下の手順を実行します。

  1. サービスプロバイダーからSSL証明書が提供されている場合、それをインストールします。

  2. Mountain Duckで [新しいお気に入り] をクリックします。

    ../_images/stor_image52_3.png
  3. プロパティウィンドウで、最初のドロップダウンの一覧からAmazon S3プロファイルを選択し、以下のパラメータを指定します。

    • ディスクドライブの [ニックネーム]

    • [サーバー] フィールドにエンドポイントのFQDNを指定

    • [ユーザー名] フィールドにアクセスキーIDを指定

    [接続] をクリックします。

    ../_images/stor_image52_1.png
  4. ログインウィンドウで、[シークレットアクセスキー] を指定して [ログイン] をクリックします。

    ../_images/stor_image52_2.png

Mountain DuckによってS3ストレージがディスクドライブとしてマウントされます。このディスクでは、バケットの管理やファイルの保存が行えます。

2.3.1. マウントされたS3ストレージでのS3バケット作成

Mountain DuckがサポートするオペレーティングシステムであるWindowsとmacOSでは、S3ストレージがディスクドライブとしてマウントされた場合、バケットがフォルダとして扱われます。どちらのオペレーティングシステムでも、デフォルトのフォルダ名にはスペースが含まれます。これはバケットの命名規則に違反しているため(「S3のバケットとキーの命名ポリシー」参照)、マウントされたS3ストレージに新しいバケットを直接作成できません。マウントされたS3ストレージにバケットを作成するには、DNSの命名規則に準拠した名前のフォルダを別の場所に作成し、それをマウントされたS3ストレージのルートにコピーします。