3.4. リモートでのストレージクラスターの監視¶
ストレージクラスターはPrometheusを使用してリモートで監視できます。監視するには、TCPポートを開いてPrometheus APIに外部からアクセスできるようにする必要があります。
ポートを開くには、以下の手順を実行します。
[インフラストラクチャ] > [ネットワーク] 画面で [編集] をクリックし、[トラフィックの種類を作成] をクリックします。
[トラフィックの種類を作成] ウィンドウで、[名前] フィールドにカスタム名を指定し、[ポート] フィールドに
9090
を指定します。[作成] をクリックします。
対応するチェックボックスをオンにして、新しく作成したトラフィックタイプをパブリックネットワークに追加します。
[保存] をクリックして変更を適用します。
組み込みでWebベースのPrometheusユーザーインターフェースにhttp://<admin_panel_IP_address>:9090からアクセスできるようになりました。Prometheusの使用方法については、こちらのマニュアルを参照してください。
外部のGrafanaアカウントをお持ちで、Acronis Cyber Infrastructureの監視に使用する場合は、次の手順でPrometheusをデータソースとして追加できます。
Grafanaユーザーインターフェースにログインします。
左側のメニューにある歯車のアイコンをクリックし、[Data Sources] を選択します。
[Data Sources] タブで [Add data source] をクリックします。
[Data Sources / New] 画面で、次のパラメータを指定します。
[Name] フィールドにカスタムデータソースの名前を入力します。
[Type] を
[Prometheus]
に設定します。[URL] フィールドに「
http://<admin_panel_IP_address>:9090
」と入力します。
[Save & Test] をクリックします。
指定したパラメータが正しい場合、「Data source is working
」メッセージが表示されます。

新しく追加したPrometheusデータソースを使用して、Acronis Cyber InfrastructureからデフォルトのGrafanaダッシュボードをインポートするか、新しいダッシュボードを作成できます。