4. ライセンスの管理

Acronis Cyber Applianceは2種類の配置向けにライセンスが付与されます。

  • ハイブリッドクラウド3年間のハードウェア保証が付属します。Acronis Cyber Backup Cloudのサブスクリプションが必要です。3年経過後は、ハードウェア保証を1年または3年分更新する必要があります。

    この配置タイプでは、SPLAライセンスのインストールに説明されているSPLAライセンスのインストールが必要です。

  • プライベートクラウド。Acronis Cyber Infrastructureの3年間のライセンスとハードウェア保証が付属します。3年経過後は、ライセンスとハードウェア保証の両方を1年または3年分更新する必要があります。

    この配置タイプでは、ライセンスキーのインストールの説明に従ってライセンスキーをインストールする必要があります。

ライセンスオプションの詳細については、https://kb.acronis.com/content/62324を参照してください。

Acronis Cyber Infrastructureでは、本番環境用に次のライセンスモデルをサポートしています。

  • プロダクトキー。プロビジョニングモデルを実装します。キーは時間制限付き(サブスクリプション)または永久で、特定のストレージ容量が付与されます。商用ライセンスがすでにインストールされている場合、キーによってその有効期限日が延長されるか、ストレージの上限が引き上げられます。
  • サービスプロバイダーライセンス契約(SPLA)。SPLAでは従量課金モデルを実装します。無制限のストレージ容量が付与され、カスタマーは実際に使用したリソース分の料金のみを支払います。SPLAの場合、Acronis Cyber Infrastructureではレポートを4時間おきにAcronis Cyber Cloudに自動的に送信します。ライセンスは、最後にレポートが送信されてから2週間の有効期限とともに表示され、有効期限はレポートが送信されるたびに延長されます。2週間レポートが受信されなかった場合、ライセンスは失効します。レポートが送信先に送信されるように、クラスターは、SPLAを有効にするときに使用したAcronisデータセンターにアクセスできる必要があります。TCPポート443が開いていることを確認してください。

    注釈

    SPLAライセンスはクラウドパートナーに有効です。SPLAが有効な場合、Backup GatewayはAcronis Cyber Backup Cloudにのみ接続でき、Acronis Cyber Backupには接続できません。Backup Gatewayをこれらの製品に接続するには、ライセンスキーを使用する必要があります。さらに、Acronis Backup Gatewayの使用量はAcronis Cyber InfrastructureのSPLAではカウントされません。SPLAでは、バックアップに関係のないユニバーサル使用量のみをカウントします。バックアップの使用量はAcronis Cyber CloudのAcronis Cyber Backup Cloudセクションに表示されます。

ライセンスモデルはいつでも切り替えることができます。

  • ライセンスモードを切り替えると(ライセンスキーからSPLAに、またはサブスクリプションから永続版に切り替えるなど)、それまで使用していたキーは、有効期限が切れていない場合でも終了します。終了したキーを再び使用することはできません。
  • SPLAからライセンスキーに切り替えると、ライセンスモデルがサブスクリプションまたは永続版に変わります。切り替え後、アカウントのAcronis Cyber Infrastructureアプリケーションを無効にするか、アカウントを削除することでSPLAを終了するよう、サービスプロバイダーに依頼してください。

重要

ライセンスの有効期限が切れると、ストレージクラスターへのすべての書き込み操作は、有効なライセンスがインストールされるまで停止します。