6.2. レスキューモードでの起動

システムに問題が発生した場合、問題をトラブルシュートするためにレスキューモードで起動できます。レスキューモードになったら、Acronis Cyber Infrastructureインストール環境は/mnt/sysimageにマウントされます。このディレクトリに移動して、システムに必要な変更を行うことができます。

レスキューモードに入るには、次の手順を実行します。

  1. Acronis Cyber Infrastructureディストリビューションイメージからシステムを起動します。

  2. ようこそ画面で [トラブルシューティング][システムのレスキュー] の順にクリックします。

  3. Acronis Cyber Infrastructureが緊急モードで起動したら、Ctrl+Dキーを押してレスキュー環境を読み込みます。

  4. レスキュー環境では、次のオプションのいずれかを選択できます。

    • 続行(1を押す): Acronis Cyber Infrastructureインストール環境を読み書きモードで/mnt/sysimageにマウントします。

    • 読み取り専用マウント(2を押す): Acronis Cyber Infrastructureインストール環境を読み取り専用モードで/mnt/sysimageにマウントします。

    • シェルにスキップ(3を押す): ファイルシステムが壊れているなど、ファイルシステムをマウントできない場合は、シェルを読み込みます。

    • 終了(再起動)(4を押す): サーバーを再起動します。

  5. 4を押した場合を除き、シェルのプロンプトが表示されます。プロンプトでchroot /mnt/sysimageを実行し、Acronis Cyber Infrastructureインストール環境をルート環境にします。コマンドを実行して、発生した問題を修正することができます。

  6. 問題を修正したら、exitを実行してchrooted環境を終了し、rebootを実行してシステムを再起動します。