4. Backup Gatewayを経由したAcronis Backupソフトウェアとストレージバックエンドの接続¶
注釈
Acronis Storage Gatewayを移行する場合は、この章の手順をスキップして旧バージョンのソリューションからのバックアップの移行に進んでください。
Backup Gatewayストレージアクセスポイント(ゲートウェイともいう)は、Acronis Backup CloudやAcronis Backup Advancedを使用していて、クライアントのバックアップデータのオンプレミスストレージを編成したいと考えているサービスプロバイダーを対象にしています。
Backup Gatewayを使用するサービスプロバイダーは、Acronis専用の重複除外対応のデータ形式に合わせたストレージを簡単に設定できます。
Backup Gatewayでは、以下のストレージバックエンドがサポートされています。
イレージャーコーディングによってソフトウェアの冗長性を確保したストレージクラスター
NFS共有
パブリッククラウド(幾つかのS3ソリューションや、Microsoft Azure、OpenStack Swift、Google Cloud Platformなど)
シナリオや要件に基づいてバックエンドを選択するのは当然ですが、Acronis Backupのデータの保存先としてはローカルストレージクラスターをお勧めします。そうすれば、WANの最適化とデータのローカル性によって最適なパフォーマンスが得られます。NFS共有やパブリッククラウドにバックアップを保存すると、データ転送などのオーバーヘッドが避けられず、全体的なパフォーマンスが低下します。
以下の点に注意してください。
Backup Gatewayを設定する時には、Acronis Backupソフトウェアの管理者アカウントの資格情報を指定する必要があります。
Backup Gatewayで、ローカルストレージではなく外部ストレージ(NFSなど)を使用する場合は、その外部ストレージで冗長性を確保しなければなりません。Backup Gateway自体はデータ冗長性がなく、データ重複除外を実行しません。
Acronis Backup CloudでBackup Gatewayを登録できるようにするには、パートナーアカウントで二要素認証(2FA)を無効にする必要があります。