文書の最終更新日: 2024年6月10日
目次
新機能
ワンステップのサインアップで製品をすぐに利用可能
C24.04リリースから、トライアルパートナーのサインアップ体験が改善されています。
- ワンステップのサインアップで、コンソールにすぐにアクセス。
- 10秒未満(以前は5分)でトライアルアカウントをプロビジョニング。
- 覚えにくい自動生成のログインアカウントから、業界標準のアプローチであるEメールベースのログインアカウントに切り替えることができます。
- 最初のカスタマーテナントは自動的に作成されます。
新規およびアップデートされた事前定義済みの計画テンプレート
事前定義された計画テンプレートでは、さまざまなワークロードのタイプとシナリオがカバーされており、パートナーがAcronisによる保護をより迅速かつ少ない労力で、また高い信頼性で配置することができます。
パートナーは以下のテンプレートを選択できます。
- 保護計画の改良されたテンプレート
- 監視計画の新しいテンプレート
- リモートデスクトップ計画の新しいテンプレート
ライセンス
すべてのライセンスで利用可能です。
デフォルトおよびお気に入り属性による保護計画の強化された管理
デフォルトおよびお気に入りの保護計画を設定して、よりシンプルかつ迅速な計画管理を実現できます。
- デフォルトの計画は、デバイス登録中に事前に選択されます。デフォルトの計画に指定できるのは1つの計画のみです。
- お気に入りの計画がリストの一番上に表示され、以前使用した計画が掲載される長大なリストが扱いやすくなっています。
ライセンス
すべてのライセンスで利用可能です。
保護計画、監視計画、またはエージェント計画をワークロード登録の一部として適用
新しいデバイス登録フローでは、Acronisエージェントを配置するために必要なステップ数が減少しており、ワークロードの確実な保護が保証されます。
デバイス登録ウィザードでは、パートナーがワークロード登録処理の一部として、保護計画、監視計画、またはリモートデスクトップ計画(またはテンプレート)を選択できます。
ウィザードでは、それぞれのタイプに対してデフォルトの計画が事前に選択されますが、パートナーはこの選択を手動で上書きすることができます。選択された計画はデバイスの登録中に適用されます。
ライセンス
すべてのライセンスで利用可能です。
部分的に互換性のある計画をワークロードに適用することを許可
これまでは保護計画に現在のワークロードと互換性のないモジュールが1つでも含まれている場合、計画全体が無効になり、ワークロードは保護されない状態になっていました。
このリリースから、互換性のないモジュールは動的に無効化され、さらに計画内で互換性がある任意のモジュールが有効となり、ワークロード保護が最適化されるようになっています。
ライセンス
すべてのライセンスで利用可能です。
あいまいさのある検出に対するAIベースの解決方法
手動分析が必要とされるスキャン結果の80%で、解決時間が、12分から1分未満に大幅に短縮されました。
人間のエージェントによる調査の必要性を削減することで、複雑な調査への対応時間が改善されます。
ライセンス
Advanced Email Securityパックを利用するすべてのパートナーが利用可能です。
Advanced Automation: 新しい5つの言語をサポート
このリリースから、Advanced Automationでさらに5つの言語が利用可能になりました:
- 日本語
- 韓国語
- マレー語
- ポルトガル語(ブラジル)
- トルコ語
新しい言語は製品インターフェイスとモバイルアプリケーションから利用可能です。
ライセンス
Advanced Automationパックを利用するすべてのパートナーが利用可能です。
Advanced Disaster Recovery: 2024年6月30日にUbuntu 16.04 LTSのサポートが終了します
Advanced Disaster RecoveryにおけるUbuntu 16.04 LTSのサポートは、2024年6月30日に終了します。この日以降は、Ubuntu 16.04 LTSワークロードのDisaster Recoveryシナリオをサポートするソフトウェアやセキュリティのアップデートは提供されなくなります。詳細はこちらをご覧ください。
アップデート済みコンポーネント
サイバープロテクションエージェント
Acronisサイバープロテクションエージェントの新しいバージョンは以下の通りです。
- AcronisサイバープロテクションWindowsエージェント(v.24.4.37985)
- AcronisサイバープロテクションMacエージェント(v.24.4.37985)
- AcronisサイバープロテクションLinuxエージェント(v.24.4.37985)
Acronisサイバープロテクションエージェントのリリースノートは、こちらから参照してください。
Acronis Cyber Cloud APIの変更点
Acronis Cyber Cloud APIの変更履歴は、専用のAPI変更ログ文書で確認できます。
修正済みの問題
Security
このリリースで修正されたセキュリティ上の問題については、https://security-advisory.acronis.com/updates/UPD-2404-daaa-e9c5を参照してください。
Acronis Cyber Protect Cloud
共通
- [ABR-383113] Microsoft 365 for Homeのバックアップが、「構成エラー: ドライブ『608590de2acf0f85』にアクセスできません: 再試行できません。再試行回数またはタイムアウトが超過しました: トークンを解析できません」というエラーで失敗する。
- [ABR-377110] アクセス不可能なまたは破損したソースファイルによりバックアップが失敗する場合、不明瞭なエラーメッセージが表示される。
- [ABR-373910] ログの切り捨てオプションが有効になっている場合、バックアップ中にSQLデータベースのテーブルがロックされる。
Cyber Protectionエージェント
- [ABR-381974] 検証ツールの接続が期待通りに動作しない。
- [ABR-381151]「Acronis Managed Machine Service」サービスで、「エラー1067: プロセスが予期せず終了しました」というエラーが発生して失敗する。
- [ABR-380649] 「空き容量が不足しています」というエラーが発生し、必要な領域の量が表示されずに復元タスクが失敗する。
- [ABR-372181] バックアップが、「1台または複数のマシンにライセンスが割り当てられていません」というエラーで失敗する。
- [ABR-365207] フォルダ名がクォータで囲まれている場合、保護除外が正しく機能しない。
復元
- [ABR-380649] 「空き容量が不足しています」というエラーが発生し、必要な領域の量が表示されずに復元タスクが失敗する。
既知の問題と制限事項
Cyber Protectionエージェント
- [ABR-371912] Rocky LinuxまたはOracle Linux 8.7 ディストリビューションに、Acronis SnapAPI モジュールをインストール後、別途コンパイルが必要になる場合がある。
- 解決策: Rocky LinuxまたはOracle Linux 8.7ディストリビューションで動作するワークロードにLinuxエージェントをインストールした後、SnapAPI モジュールを手動でコンパイルする。
バックアップ
- [ABR-365442] バックアップの数が多いバックアップセットで、バックアップの検証が正常に完了するものの、検証ステータスが不正確になるか、欠落する。
- [ABR-361097] 名前に記号を含むバックアップを作成しネットワークストレージに保存すると、アクセスできなくなる。
- 解決策: アプリケーションで許可されていても、バックアップ名に記号を使用しないこと。
- [ABR-305920] Windows Serverバックアップ機能を使用して実行する、システム状態のバックアップが、「別のプロセスがファイルを使用しているため、プロセスはファイルにアクセスできません」というエラーメッセージで失敗する。
ブータブル メディア
- [ABR-358235] WinPE ベース(の)メディア: クラウド ストレージ ロケーションに、破損したバックアップアーカイブが含まれている場合、バックアップファイルを参照することができない。
復元
- [ABR-371521] バックアップアーカイブを参照する際、最終変更日によるファイルの並べ替えが正しく機能しない。
既知の問題や回避策については、ナレッジベースを参照してください。